オーディオテクニカ謹製手のひらサイズの密閉型3WAYスピーカー「AT-SP50」です。小型でも、キャビネットはアルミダイキャスト製で、ズッシリとしています。
以下の整備を施しています。・ ネットワークの再構築・ スピーカーターミナルのバナナプラグ対応・ 配線の引換え
このスピーカーはそのままだと異様なほど中音域が出るため、クロスオーバーネットワークを再構築し、バランスをとっています。（写真3枚目右下）ウーファーにコンデンサを、大きいツイーターユニットにコイルをそれぞれ追加し、煩さを抑えました。コンデンサは指月電機製とパナソニック製のメタライズドPETフィルム、電解コンデンサに「MUSE」を採用。固定アッテネータもすべて新しいもので再調整しています。
スピーカーターミナルをバナナプラグ対応の大型ポストに換装しています。（写真9枚目）
上記に伴い、配線をすべて引き換えています。スピーカーターミナルからネットワークまではOFCスピーカーケーブルとしています。
キャビネットの外装は、前面グリルネット以外にはそれなりの擦り傷があります。（写真6枚目）特に底面部は塗装剥げがあるので、横置きを検討される場合はご留意ください。（写真5枚目）片方の大きいツイーターのセンターキャップに修理痕があります。（写真7枚目）また、ツイーターコーンの表層とウーファーのセンターキャップのコーティングに劣化が見受けられます。（写真7、8枚目）いずれもグリルネットを付けるとほぼ目立ちません。
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「JBL Control 1」や「BOSE 101MM」などよりも小型なのに3つユニットを備えているユニークなスピーカーです。柔らかいエッジのウーファーによるキレのある中低音、2つのツイーターによる潤沢な高音。もともと喧しくて聴き疲れする音でしたが、調整してだいぶ改善されました。能率が低めのスピーカーですので、元気に稼働させてくれるアンプと相性がよいと思います。
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主な定格・ 密閉型3WAY・ 外形寸法：W114 x H181 x D112 mm （突起部含まず）・ 重量：約2.2kg/1本・ 再生周波数帯域：70Hz～20kHz・ 最大入力Lv：60W・ 音圧レベル：83dB/W/m・ インピーダンス：8Ω