重さは2.4kgで結構重いです。 北海道小平産のアンモナイトのテトラゴニテスです。 殻口のすぐ横に口の化石まであり、おそらくテトラゴニテスのものだろうと予想出来ます。口の化石がアンモナイトのすぐそばから発見され、その大きさの整合性も取れている標本はかなり珍しいです。つまりこの化石になる前には身もある状態だった事が予想出来るので楽しいです。テトラゴニテスの口はゴードリセラスと比べてかなり小さいので、そのボテっとした体型からも現在のコウイカのような存在だったと私は考えています。きっとコウイカのように墨が多く、テトラゴニテスのイカ墨パスタなんか作って食べたら絶品だったに違いありません。 また、母岩には小さなゴードリセラスや異常巻きアンモナイトのポリプチコセラス、更に時代の特定に必要なイノセラムスのかなり大きな個体も付いていて、この１つの化石でかなり見所が多いです。 更に観察してみたところ、木の化石にいくつかの丸い穴が空いているので、フナクイムシが木に穴を掘った跡だと思います。