皇居昭和新宮造営材の滑松でジェットストリーム芯のボールペンを製作しました。長和殿の石橋の間、松風の間の付柱、長押に使用されています。昭和４３年に竣工した皇居昭和新宮造営材として使用された山口県産の滑松は一躍有名になりました。岩国の錦帯橋の補修にも使われましたが松喰虫の被害にあい天然材の滑松は現在２０本程しか残っていません。非常に美杢な滑松の根瘤材です。市場には全くと言ってよいほど流通していない希少材で入手は極めて困難です。パーカーリフィル用に設計された金具を三菱鉛筆ジェットストリーム用に改造したオリジナルボールペンです。芯の繰り出しは両方向のツインメカニズムを装着しています。国内では当工房だけが使用しています。長さ約１３・５cm、最大径約１・４cmのシュッとした回転式ボールペンです。三菱鉛筆ジェットストリームの０.７ミリ芯を装着してあります。多色用ではなく単芯用がお使いになれます。現時点で滑らかな書き味のリフィルとして一番良く使われています。