鍵の携行に便利なキーリールに、銀製の蜘蛛とクモの巣の意匠を施したものです。自分が昔からバージョンを変えながら長いこと作っているもので、これは2021年度の「銀粘土でつくるシルバーアクセサリーコンテスト」に出品したもののコピーバージョンです。 キーリール本体には今回EXERT社のカラビナ付リールを採用しています。カラビナが固定されているのでクルクル回ってしまわないこと、小さめなことが選んだ理由です。このリールにフタ状のクモの巣パーツをエポキシ樹脂で接着してあります。 蜘蛛はヒメオニグモを参考にしましたが、実在のものにだいぶアレンジを加えています。徘徊性のハエトリグモなどと違って、造網性のクモは脚が細長くて可愛くないんですよね。リアルならいいってものじゃないよ、うん。 裏から中抜きしてあるのは軽量化のためです。重いと吊り下げ可能重量が困ったことになるので。 あとこのバージョンの最大の特徴は、頭部の前面に６つ、左右側面後方に各１つで、計８つのルビーの目があることです(人工石だけど）。仲御徒町のシーフォースで1㎜ラウンドカットの合成ルビーを見つけられたから可能だった（流通しているものの多くは1.5㎜以上）んですが、これ最近取り扱い中止になったとのこと。手持ちの在庫ではもうあといくつも作れない。残念すぎる。この1㎜ラウンドカットの便利さにお気づきの方、いっしょに再販を訴えましょう！材料 市販キーリール、ＳＶ925（蜘蛛）、ｱｰﾄｸﾚｲｼﾙﾊﾞｰ950（クモの巣）、ｽﾃﾝﾚｽﾘﾝｸﾞサイズ ９.5ｃｍ × 3ｃｍ × 1.4ｃｍ重量 48ｇ （うち、蜘蛛：約12ｇ 蜘蛛の巣：約14ｇ）吊り下げ荷重 28ｇ。鍵3本はモノによっては厳しいかもしれません。リールのナイロンコード伸長 42ｃｍ（つまり、ベルト通しなどに吊り下げた場合、そこから本体含めた５1ｃｍぐらいが届く範囲となります）