※ 銘が分かりました。「日光」です。 写真5をご覧ください。 ロンドンで購入。カップとソーサーそれぞれに“S”のマークが描かれていることから薩摩焼(普通は陶器ですが磁器もあります)と推察されます。しかし、カップの底に「谷口」と言う九谷にあった窯印が付いてます。当時は薩摩とともに九谷も欧米で人気があり多く輸出されだと言うことですから、絵付けは九谷で行われたのかも知れません。そう言う例はかなりあったようです。いずれにしても、江戸末期から明治にかけてヨーロッパに向けて輸出された”里帰り”品であることは間違いないと思いますーー 「世界に翔けた幕末明治の薩摩(SATSUMA)焼 薩摩焼発祥400年記念出版」に同じものが掲載されていましたので、薩摩焼であることは証明されました(写真5)。 竹の絵柄、シャープで勢いがありながら繊細な手描きの作品です。 ぜひ拡大してご覧ください。 サイズ：カップ 直径約4.5cm 高さ約4.5cm ソーサー　直径約9.3cm 申し訳ございませんが、低価格に設定しているため、お値引きの交渉には応じられません。 美品ではありますが、アンティークの性質上細かなキズ、カスレ等もあるかも知れませんので、ご理解のうえ購入をご判断くださいませ。