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楠の白木から彫り上げられた、能面・般若です。一点一点が手彫りで丁寧に彫り上げられ、年月を重ねることで楠白木独特の色合いの変化も楽しんで頂けます。主に壁掛け、飾りとして、また皿立て・面立て等に立て掛けて置物としてご使用して頂けるお面です。紐の長さは壁掛け用の長さに調整してあります。紐を取り替えることで舞などに使用して頂く事も可能です。

壁掛け用の紐付き

■材質:楠/樟(クス)
■サイズ:縦22×横14cm×高さ20(面下から鼻先)
■重量 : 約520g



天狗の起源はインドだと言われています。
古代インドの「流星」を意味する言葉が中国に渡った際に「天狗」と翻訳されたのだそうです。
中国では、悪い事が起こる前触れとしての流星を「天狗」とし、その姿は犬の様な姿に見立てられていました。
日本では舒明天皇9年(637年)に非常に巨大な流星が雷のような轟音とともに空を流れたのだそうです。
その時に、「旻」と言う唐に学を学び帰国していた学僧が「流星ではなく、天狗である」と言ったと言う文献が一番古いものだそうです。
その頃の日本は、干ばつがあったり、日食があったりした時代だそうで、人々は怪奇現象の一つとして、天狗と言うものを捉えていたと言われています。
他にも、日本神話に登場する「猿田彦(サルタヒコ)」と言う神が元となったという説もあります。
日本神話において、日本の国土は神々のすむ「高天原」と死者の住む「黄泉の国」の間にある世界とされていました。
その日本の国土を治める為に、邇邇藝命(ににぎのみこと)が高天原から地上へと向かうのを案内したのが「サルタヒコ」とされ、そのため、道の神や旅人の神と言われています。
日本書紀で、サルタヒコの姿は「鼻長七咫、背長七尺」と記載され、この鼻が長い姿が天狗の原形であるとも言われています。

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